サイズの記載なし、タイトルなしというこの本、分かりづらいという事を前提に
見る人それぞれの解釈が必要とされます。
わからないからつまらないじゃなく、わからないから太郎さんの文言を頼りに
言葉と書を見比べながら考えて遊ぶといったところでしょうか。
しかし、時間をかけて見ていくうちに段々といろいろな事が見えてくるから不思議です。
画像のイメージ、飛墨(墨の飛び散り)や勢いなどから想像して実際のサイズは
どのくらいなのかと考え実寸を知った時、感情移入や想像力の差異が露わになることでしょう。
例えば、
Q.4−5P見開きのぐちゃぐちゃな淡墨作品サイズはどのくらい?
A. 縦140cm×横280cmの大作です。
3Pの誰にでも読める低温火傷的な「芸術は爆発だ」に対し対極的に「爆発」と書いています。
しっかりとした崩し方で書いていながら結局は読みづらく抽象的な表現として定着しました。
(書家の方なら大半は可読の範疇のことでしょう)
サイン入れ
美術本「柿沼康二 書」は筆書きのサインだったのですが、今回の本は敢えて
シルバーマジックによるローマ字表記のサインにしました。
筆字でメシを食っているのでやたらに筆でサインができない心苦しい諸事情を
御理解頂ければ幸いです。また、勝手ながら私の美観上「○○さん江」など宛名表記も
遠慮させて頂いております。
KOJI
ETERNAL
NOW
☆
と入っています。
書籍詳細
つづく
―「岡本太郎vs柿沼康二 TRANCE-MISSION」―
その1リンク