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author : スポンサードリンク| 2017.02.03 Friday | - | -
2005 #1 無からの再生の期
続・俗・灰色
金のためだったら、YESと言いたくてもNOと言い、逆も然り。
だから上手に生きられる。大人だねまったく。
俺にはそんな嘘言えねえな。
いつになっても豊かにならねえわけだ。
だからこそ作品に命を懸け、命懸けで自分の道を切り開こうとしてんだ。
だから俺は、それらのグレーの連中とは付き合わないし、俺の周りにはいない。
きっと面と向かえないから離れていくのだ。
それだけのこと。ご愁傷さま。
SO LONG!!!
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author :
柿沼康二
| 2004.11.27 Saturday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
灰色
白は結婚式の色? 黒は御葬式? 白黒矢沢?
白黒はっきりさせると生きていく上でいろいろ角が立つ。
しかし、白黒付けなくてはならないことがたくさんある。
「誇り」「人として」「家族」などなど・・・
武士道で言うところの「義」の概念だ。
「仁」は慈しみの心、優しさ。
「仁」に溺れると世に流される。
本当に守るものは、灰色じゃいけない。
大切な事に白黒付けられない灰色の人、灰色に染まりきってしまっている事に
気付かない人、何を守り何を誇りに何を信じて生きてゆくのだろう。
灰色じゃ、真実には決して辿り着けない。
僕は、そうおもっている。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.27 Saturday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
肉体
「体の肥満は精神の緩み」と言う。肉体は嘘をつけない。
美味いものは、イコールでデブるもの。
美味いもの食うな!とは言わんが、食ったらその分動く事だ。
みんな「金無い」とか言って、エンゲル係数高くないか?
真に研ぎ澄まされた表現って、不可欠な衣食住、薬、そして健全な肉体と精神から生まれてくるもの。
走るんだ。走れない人は歩けばいい。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.24 Wednesday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
制作中
(神の声)「こうじ、今お前は人生のどの辺を走っているんだい?」
(こうじ) 「そんなの知らねえよ」
「知ってて走ってられるか」
(神の声)「何でそんなに同じ字を書き続けるの」
(こうじ) 「あんたとこうやって交信するためさ」
「あんたみたいに強くて優しいひとになりたくてね」
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author :
柿沼康二
| 2004.11.24 Wednesday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
嵐の前
明日の晩は、大切な制作だ。
純白の空間、刹那の中に今の、そしてこれまでの自分の全てを凝縮させる。
そんな前の晩は、静かに月を眺めている。
丁度明日は、今眺めているような月をテーマに書こうと思う。
格好良く、アバンギャルド、そしてエロい「月と狼」。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.23 Tuesday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
体脂肪
空手やってると食っても食っても太らない。
顔はこけてくるし、ベルトの穴は足りなくなるし・・・
でも、筋肉だけがやけに付く。
だから最近、これまで以上に食い物に気をつけている。
運動のためじゃなく、やはり書の為、作品制作の為なのだ。
なるべく野菜中心で植物性のたんぱく質、酒は飲まない。
かなり質素な食べ物ばかりだ。
ストイックに神経を研ぎ澄ますために美味い物はできるだけ食べない。
そして贅沢をしない。
俺流の仁義。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.21 Sunday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
続・U2
ランニングしながら爆音でニューアルバムを聴いていた。
どうやら昨日と印象がかなり違う。大人っぽく感じた。
ヘッドフォンで普段じゃ聞こえない細部の音まで聴いたせいだろうか。
常々彼らのクリエートする音に感じ入る。
U2のサウンドは、映画であろうとファッションショーであろうと相手を選ばない。
見え方までコントロールしてしまう程の影響力があると感じてしまうのは、
気のせいだろうか。ボノのお決まり裏声、いいです。
今日は、U2のイメージで臨書してから作品制作をしようと思う。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.20 Saturday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
U2新譜
やっぱ凄い!
デビューの頃の滅茶苦茶キャッチーでシンプルな新譜をこのタイミングで出して
くるとは、「只のバンドじゃないな、おぬし達、本物のロックの臭いがするぜ!」
って感じです。バラード系もしんみり心に響くし、全体の統一感に物凄い広がりと余裕を感じる。ボノのエロボイス健在、エッジのギターはギンギン、こいつらぜんぜん歳とってね〜つ〜か、どんどん若返ってる。
今日、一日中「VERTIGO」リピートで聞きながら臨書してたら調子良かった。
ははは
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author :
柿沼康二
| 2004.11.19 Friday
00:00
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2005 #1 無からの再生の期
一日
朝起きて臨書2時間、個展用文筆1時間、ランニング30分、外出、
東銀座歌舞伎蕎麦でメシ450円、映画鑑賞銀座「血と骨」、山野楽器CD購入
「U2新譜」、極真空手稽古2時間、極真関連仕事打ち合わせ1時間、
戸越駅ジュージュー千徳で晩飯、臨書3時間、我ながら凄い一日だ。
「無駄は無駄じゃない」って俺の口癖だけど、一体俺の生活は無駄が無さすぎるのかありすぎるのか分からなくなる。
まだこれから寝ながらDVD観ようとしてんだけど・・・
これでもまだ落ち着いてる日だと思う。
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author :
柿沼康二
| 2004.11.19 Friday
00:00
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2004 混沌の中の期
適当
書く文字に対して、丁度良い大きさ、丁度良い毛の柔らかさ、丁度良い墨の濃さ
などなど… 丁度良いものばかり使っていてはいけないのだ。言う事聞かない
柔らかすぎる筆とか、少々濃すぎる墨とかで書いてみると、いつもと違ってくる。
「適当」ということはあまり良くない。
「処世術」が形成されつつあると感じたら直ぐに崩す!壊す!
これ俺流。何でもそうじゃないかい?
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author :
柿沼康二
| 2004.11.19 Friday
00:00
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柿沼康二
書家、アーティスト
(c)Douglas Benedict
書家/アーティスト・柿沼康二の芸術観、書道について、アーティスト論、過去の日記などを集めたエッセー集。
柿沼康二(カキヌマコウジ)。書家・書道家・現代美術家。 1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿(昭和の三筆)、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007年、米国プリンストン大学客員書家を務める。 「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2013年、現代美術館において存命書家史上初の快挙となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。2012年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞。独立書展特選、独立書人団50周年記念賞(大作賞)、毎日書道展毎日賞(2回)等受賞歴多数。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」等の題字の他、「九州大学」「九州大学病院」名盤用作品等を揮毫。 NHK「トップランナー」「趣味Do楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは(2回)、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」、BOSE社TV-CM等に出演。 伝統書から特大筆によるダイナミックな超大作、トランスワークと称される新表現まで、そのパフォーマンス性は幅広く、これまでNYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディセンター、フィラデルフィア美術館、ロンドン・カウンティーホール、KODO(鼓童)アースセレブレーションなど世界各地で披露され好評を博す。現在、柿沼事務所代表取締役社長兼所属書家。
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