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author : スポンサードリンク| 2017.02.03 Friday | - | -
美術本「柿沼康二 書」 −その2−
 石橋湛山氏(東洋経済新報社・第5代主幹、第56代内閣総理大臣の写真の前にて)



企画から発売に至るまで構想3年、編集1年という長い歳月を要してしまった。
掲載する頁数の関係で、これまで世に発表した約1000点もの作品の中から先ず200
点、そして150点、100点と作品数をどんどん減らして行かなければならなかっ
た。作り出し落款印を押した作品の一点一点に物語と私の強い想いがあり、当時それ
を書いていた心境や状況などが鮮明にフラッシュバックし、いろいろと考え込んでし
まい作業が幾度も中断された。

「柿沼康二の中に何人の柿沼康二がいるのか」
書家仲間からもよく言われる。良い意
味でも悪い意味でも表現領域が広すぎ、とても同一人物が書いたと思えない表現、年
代や制作意図によってばらつきがあり、作品を減らしていくと同時に美術本一つ作品、
塊を形成していかなくてはならない。また、人か見ると同じように見える作品でも作
者である私の制作意図や狙いが天と地ほど違うものもある。一字書、大作、多字数と
いうTHEのつく書道本、ベタな区分けは避けたかった。

つづく
author : kakiwebmaster| 2010.02.08 Monday 02:25 | - | trackbacks(0)
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author : スポンサードリンク| 2017.02.03 Friday 02:25 | - | -
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柿沼康二
書家、アーティスト
Koji Kakinuma (c)Douglas Benedict
(c)Douglas Benedict
書家/アーティスト・柿沼康二の芸術観、書道について、アーティスト論、過去の日記などを集めたエッセー集。

柿沼康二(カキヌマコウジ)。書家・書道家・現代美術家。 1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿(昭和の三筆)、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007年、米国プリンストン大学客員書家を務める。 「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2013年、現代美術館において存命書家史上初の快挙となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。2012年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞。独立書展特選、独立書人団50周年記念賞(大作賞)、毎日書道展毎日賞(2回)等受賞歴多数。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」等の題字の他、「九州大学」「九州大学病院」名盤用作品等を揮毫。 NHK「トップランナー」「趣味Do楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは(2回)、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」、BOSE社TV-CM等に出演。 伝統書から特大筆によるダイナミックな超大作、トランスワークと称される新表現まで、そのパフォーマンス性は幅広く、これまでNYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディセンター、フィラデルフィア美術館、ロンドン・カウンティーホール、KODO(鼓童)アースセレブレーションなど世界各地で披露され好評を博す。現在、柿沼事務所代表取締役社長兼所属書家。


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