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author : スポンサードリンク| 2017.02.03 Friday | - | -
2003年12月26日 
過呼吸で救急車で運ばれた。
10日前くらいにもその予兆があった。今回は、自分の部屋で一人きりだった
ので、危ないと思い、生まれて初めて119番に電話した。
手足が痺れ、力が入らない。
焦れば焦るほど呼吸できなくなった。
このまま野垂れ死にするのかと思った。
まず、救急隊が来て応急処置をしてくれた。
そして病院から救急車が到着した。
救急車内でテレビで見るような病人になっている自分がそこにいた。
疲れ? ストレス? 
一切合財が溜まりに溜まって体が悲鳴を上げたようだ。病院で過呼吸の応急処置
(紙袋を口に当てて呼吸をし、体内に二酸化炭素を取り込む)を教わった。
後で聞いたことだが、過呼吸はストレスが原因と思われがちであるが、
手先で細かい仕事をする人、そして重い荷物を持ち体に疲労が溜まった状態の人におちいりやすい症状だそうだ。それを聞いてとても驚いた。
まさしく私にとって職業病ではないか。
まったく働き過ぎの一年だった。
右手は骨折するいし、こんなに病院に世話になった年は初めてだ。
とにかく、まだ生きられると思って先祖に感謝した。
author : 柿沼康二| 2003.12.26 Friday 00:00 | - | -
2003年12月18日 
こんな状況で、来春の独立書道展本展用作品を書いている。
最近「トランス書道」と名付けている。
同じ言葉のフレーズを繰り返し繰り返し書く。
決定的に自分らしさ、独自性、作品自体に私にしか出せない匂いを付けたい。
「まだまだまだまだまだまだまだまだ・・・」と30回位連発して書いている。
公募展の結果は、所詮時代錯誤のおじいちゃんおばあちゃんが評価したものだ。
やつらの判断に合致するのは古い表現ということも出来る。
そんなことより自分の弱さに勝つ事だ。
1ミリでも昨日の自分から前に進む。
その繰り返しがアバンギャルドということだ。
author : 柿沼康二| 2003.12.18 Thursday 00:00 | - | -
2003年12月11日 
横浜アリーナ、明治生命の「パイオニアフェスティバル」に出演した。
前にフジテレビ「EZ!TV」で共演した小島奈っちゃんが司会だった。
またまた巨大な紙に「魁」と書いた。
今年一年間で何回大作を書いたのだろう。書かされたと言うのか、
仕事だから仕方がないのか、落ちついて考える暇がない昨今。
会場びっしり、7〜8千人前、白のスーツで「オッス!」と自分に気合を入れて
字を書いた。私を知っている人もいただろうが、「?」って顔しているお客さんが
ほとんどだった。
「?」は、イノベーターの称号だ。ははは! 
終了後、奈っちゃんが挨拶に来た。
「奈っちゃんに会っちゃった」とアシスタントの和気がえらく喜んでいた。
大きなイベントをまた1つ終わらせた。
author : 柿沼康二| 2003.12.11 Thursday 00:00 | - | -
2003年12月 6日 
12月6日、日野市PTA主催の講演会。
N●K「にんげんドキュメント」以来お付き合いがあるN上さんの子供さんの通う、
小学校での課外授業の一環だある。
近隣の学校関係者、一般の人を含め250人も集まっていた。
とにかく書は楽しいんだということを子供達に伝えたかった。
講演をしながらいろいろ作品を書いて見せた。私の書く動きを一生懸命真似する
子供、父兄の笑い声、事後のリアクションを思うと、一応成功したようだ。
野上さん宅で夕飯を御馳走になった。
野上さんの息子さんとの言葉遊びがとても楽しかった。
「先生、濁点が付く言葉は強いんですね。だったボブ・サップから濁点取ると
ホフ・サップだし、ジャイアント・ババはシャイアント・ハハだもん」
みんな大爆笑! 


子供の想像力は凄い。
author : 柿沼康二| 2003.12.06 Saturday 00:00 | - | -
2003年11月29日 
えらく忙しい。
バタバタしてる。
スケジュールびっちり。
落ちつかない。
働き過ぎバチだ。
author : 柿沼康二| 2003.11.29 Saturday 00:00 | - | -
2003年10月19日 
N●K「WEEKEND JAPANOLOGY」の収録日。
45分番組を全て英語で話した。
台本の整理が遅く、手元に渡ったのが前日の夕方。
もう少し余裕を持って準備ができたら良かったと反省したが、
少しは書の啓蒙に役立てたと思う。
収録後、憧れのピーター・バラカン(番組司会者 私の洋楽の先生)とたくさん
話しをした。もう一人の貫名さん(司会者)は幕末の三筆の貫名海屋の子孫である
という事を聞いてとても驚いた。
私が貫名論をとくとくと話すと、本人も如何に偉大だったと再認識した様子だった。
author : 柿沼康二| 2003.10.19 Sunday 00:00 | - | -
2003年10月8日 
大デモンストレーション後の付き物。
体中が痛い。
動かない。
足の付け根のリンパ腺が痛んで上手く歩けない。
author : 柿沼康二| 2003.10.08 Wednesday 00:00 | - | -
2003年10月5日 
極真世界大会。
3日前から準備やらリハーサルやらで東京体育館に詰めていた。
朝からN●Kのスタッフが会場でスタンバイしていた。
私のオープニングデモンストレーションの予定はAM11:00。
30リットルの濃墨の濃度を慎重に調整して、
1時間前くらいからウォーミングアップのマラソンに出た。
NHKがシュートし続けている。
11時15分前、会場の客入れが遅れていることを聞いた。困った。
11:00ジャストにテンションが最高潮になるようにしていたからだ。
どんどん開始が遅れていく。
イライラしている様子をカメラが追っていた。
とうとう開始。12:00近くになっていた。
一万人の前、イントロダクション用のビデオが終わると同時に
会場に飛び出して行った。リングの周りを2周走って、いざ本番。
1時間待たされたせいで体が重く感じた。
約1分の瞬間芸。
何十万円のセットや経費をたった60秒で使い切ってしまう。
まったく贅沢なショウだと思う。
8×8mの布に「心」と書いた。
たった4画の文字だ。おまけに点ばかり。無謀極まりない。
最後の点を打ち込み終わると、遠心力と運動のせいで体が場外に落ちてしまった。
白のスーツが墨だらけになり、楽屋に運ばれた。
精神と肉体の限界である。
楽屋に着くと、もう倒れ込んだまま、力がまったく入らなかった。
涙が流れていた。
汗と墨と涙が混ざり合って何が何だかわからない。
とにかくやった。
終わった。
その後、1時間程、眠りにおちた。
とてもとても深い眠りだった。
起きた頃、長渕剛さんが「新極真会の歌」を声高らかに、
気合充分に歌い上げていた。
緑健児代表が物凄い迫力で演武を披露した。
外国人優勢の噂を覆し、日本人が王座を死守した。
アシスタントの和気、VTRを作ってくれた郡司、
協力してくれた友人みんなに感謝した。
author : 柿沼康二| 2003.10.05 Sunday 00:00 | - | -
2003年10月2日 
個展の事後処理がいつになっても終わらない。
いろいろ金が絡んで人間不信ぎみ。
author : 柿沼康二| 2003.10.02 Thursday 00:00 | - | -
2003年9月30日 
なぜかN●Kの仕事が多い。
自分では、N●Kから遠い存在と思っているのだが・・・「NEWSWATCH」に続き、
またまた国際放送の番組で「WEEKEND JAPANOLOGY」という45分番組だ。
電波に乗って世界中に自分が露出される。変な気持ちだ。
まず、10月5日の新極真会世界大会のオープニングデモンストレーションを
ドキュメントでとるようだ。
どこにいっても何をやってもテレビカメラと仲良し(?)の状況は如何なもんか?
author : 柿沼康二| 2003.09.30 Tuesday 00:00 | - | -
柿沼康二
書家、アーティスト
Koji Kakinuma (c)Douglas Benedict
(c)Douglas Benedict
書家/アーティスト・柿沼康二の芸術観、書道について、アーティスト論、過去の日記などを集めたエッセー集。

柿沼康二(カキヌマコウジ)。書家・書道家・現代美術家。 1970年栃木県矢板市生まれ。5歳より筆を持ち、柿沼翠流(父)、手島右卿(昭和の三筆)、上松一條に師事。東京学芸大学教育学部芸術科(書道)卒業。2006-2007年、米国プリンストン大学客員書家を務める。 「書はアートたるか、己はアーティストたるか」の命題に挑戦し続け、伝統的な書の技術と前衛的な精神による独自のスタイルは、「書を現代アートまで昇華させた」と国内外で高い評価を得る。2013年、現代美術館において存命書家史上初の快挙となる個展を金沢21世紀美術館にて開催。2012年春の東久邇宮文化褒賞、第1回矢板市市民栄誉賞、第4回手島右卿賞。独立書展特選、独立書人団50周年記念賞(大作賞)、毎日書道展毎日賞(2回)等受賞歴多数。NHK大河ドラマ「風林火山」(2007)、北野武監督映画「アキレスと亀」、角川映画「最後の忠臣蔵」等の題字の他、「九州大学」「九州大学病院」名盤用作品等を揮毫。 NHK「トップランナー」「趣味Do楽 柿沼康二 オレ流 書の冒険」「ようこそ先輩課外授業」「スタジオパークからこんにちは(2回)、MBS「情熱大陸」、日テレ「心ゆさぶれ! 先輩ROCK YOU」、BOSE社TV-CM等に出演。 伝統書から特大筆によるダイナミックな超大作、トランスワークと称される新表現まで、そのパフォーマンス性は幅広く、これまでNYメトロポリタン美術館、ワシントンDCケネディセンター、フィラデルフィア美術館、ロンドン・カウンティーホール、KODO(鼓童)アースセレブレーションなど世界各地で披露され好評を博す。現在、柿沼事務所代表取締役社長兼所属書家。


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